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ヒカルの碁、再び。

１月５日付の記事において「囲碁の日」ということで「ヒカルの碁」にちょっとだけ触れましたが、最近ちょっと目に付いたので１巻から読み直してみました。

第一部「佐為編」。

佐為がヒカルとの対局の後、ヒカルの知らぬ間に成仏してしまったシーンでは涙が出ました。

以前読んだ時には、いつか再会出来るのではと期待していたのですが、結局ヒカルの夢の中に現れただけです。その後もヒカルの思い出の中での描写だけ。

その後、ヒカルが棋士として成長するうちに「佐為はいつでも自分の心の中に存在していたんだ」ということになるのですが、主人公が成長していき、初期のキャラクターがもう出て来ないというのはちょっと寂しい気がします。

一時的な出現で忘れられていくキャラならまだしも、佐為はストーリーの要であったわけですから。ヒカルや「ｓａｉ」との再戦を望んでいる塔矢行洋プロらのためにも、「成仏」という形でその存在を消して欲しくなかったです。


こういう作品に出会うとワクワクしながらも、読み終えたあとぽっかりと心に穴が開いたような気持ちになります。


今後また、「名探偵コナン」とか「ガラスの仮面」がいつか完結してしまった時、同じ寂しさを味わうことになるのですね。



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